好青年達とのBAJA1000 05/9/23

BAJA1000(バハ1000)っていうレースがあるんだけど、たぶんみんな知ってるよね。80年代後半から90年代にすごく興味を持たれたレースなんで、行った事あるという人も多いと思うんだ。

オレの最初のBAJA1000は、サポート隊とはぐれ、一文無しでのゴール。一言ではいえない気持ちだったけど、ただひたすら未知の冒険だった。

それから15年間、何度も何度も走った。

フルサポートされたカッコイイマシンをマキシムに飛ばす緊張感もたまらなかったが、太古の昔から変わっていないと思われる景色、南下していくほどに大きくなるサボテン。乾いた空気、真上からの太陽、自分の手のひらも見えないくらいの真っ暗な夜。

どれもこれもすごく魅力的で夢中でエントリーし続けた。

アメリカ、メキシコをたびたび往復しているうちに、アメリカのW松ファミリーを通じて、現地の日本人とも仲良くなったんだけど、そんな10年来の知り合いの中の一人に佐藤くんという人がいるんだ。

出会ったときにはまだ20代そこそこの若者で、オフロードのスキルレベルもちょぼちょぼだったんだけどね。笑

特徴あった(顔がK-1選手みたいにゴツイのに、声は郷ひろみみたいに細いんだ。笑)んで、すごく良く覚えていたし、ウチのショップのアメリカツアーなんかでも、みんなにすごく良くしてくれた。

その後、グリーンカードを取得し、何度もBAJAを走り、ネバダラリーでもクラス優勝するほどの腕前になって、先日来日したんだよね。

もう一人の佐藤くん(現地では佐藤ブラザーと報道されているらしいんだけど、別に兄弟なワケじゃないんだ。)を連れて、ショップに現れた。この佐藤くんとは初めて会ったんだけど、とても朗らかで素直なカンジの好青年だ。

で、こういってくれたんだ。。。

「自分たち、ちゃんとデザートレースに出られるスキルも身についてきたし、アメリカでの生活も長くなって、語学もコネクションも発達しました。BAJA1000、いっしょに走ってくれませんか。」

オレはバイクを走るのも大好きだが、気のあった楽しい仲間といっしょに組んで、楽しくいっしょの目標を行くのはもっと好きだ!

この申し出は本当に嬉しかった!当時からの現地日本人の仲間も続々とサポートに名乗りをあげてくれているという。

きっと楽しいレースになる。みんな礼儀正しく好青年だし、明るく前向きな人達だ。それにビールも大好きなところがオレと同じ。笑笑

しばらくBAJAには行っていなかったが、こんなにハッピーな形で次のBAJAが待ってたなんて、本当に感無量。

誘ってくれた面々に本当に感謝!楽しく安全に走れるように、余裕を持って現地入りして、みんなと一緒にゴールを目指すつもりです。

またみなさんにも都度都度報告していくので、どうぞお楽しみに!

で、近年またW松アメリカツアーにメキシコを加えて復活すべく下見してきます。